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手術の不安 |
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前日の注意として、まず体調維持のため “早く寝る” という事です。その為にも平常心でいる事が良いのですが、やはり前日の夜が一番不安になるものです。
人間初めての物には不安を覚えるものです。まして “手術” という言葉は重みがあります。でも、歯を抜くという事も手術の一つです。つまり、インプラントをする人は通常歯を抜いた事があるので、手術の経験があるということです。インプラントを特別なものと考えすぎない事も必要です。
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痛みの不安 |
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痛みを心配する人も多いと思います。手術中は麻酔をして行われるので、通常痛くはありません。確かに効きが悪い事もありますが、そういう時は普通はすぐ麻酔を足してくれるはずです。つまり「痛いけど我慢して下さい」ということはないので、怖がらないで手術を受けて下さい。
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定着の不安 |
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また、インプラントがうまく合うかどうか心配な人もいます。「インプラントがうまくくっつかなかったらどうしよう・・・」 と不安がる人もいますが、うまくいかなけば無料でもう一度やり直してくれるなどの対応をしてくれます(再インプラント)。でも、現在のインプラントは、どのシステムを使っても大変性能が良いので、インプラントが骨にくっつかないという確率は低いと思って下さい。
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体に大丈夫? |
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そして、金属の棒を体に埋めて大丈夫なのだろうか?何か健康に害を及ぼすのでは?など心配する人もいると思います。確かにインプラントの植立が失敗という例はあるでしょうが、ちゃんとインプラントが定着してから、その金属が体に何らかの不思議な害を与えるという事はありません。
あなたは金属を骨に埋めるのは初めてでも、金属を歯に埋めた事はあるはずです。つまり、金属を歯に埋めたか、骨に埋めたかの違いなのです。
インプラントは、チタンという金属でできています。チタンは、骨に埋めただけで骨の方がチタンにくっつこうとするほど、生体に対して親和性の高いものです。あなたにとって金属の棒が怖いとしても、人間の体はチタンを味方として受け入れているのです。
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悪い噂 |
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日本においてインプラントは20年以上も前から臨床に使われてきました。しかし、当時のインプラントは、材質も形も今と違い失敗率の高いものでした。人工サファイアで作られたインプラントは折れたり、ブレードと呼ばれる板状の物はトラブルの時にはずすのが困難だったりしました。特にトラブルの時、一般開業医でははずす事ができず、大学病院で入院してやっと除去したという話を聞くと、誰でもインプラントがイヤになります。でも、こんなインプラントは過去の物です。現在のインプラントはどれも高性能でトラブルの可能性は極めて低く、トラブルがあっても除去して再度インプラントを埋入する事ができます。
あなたの周りに、もし昔のインプラントで苦い経験をした人がいても、今のインプラントは高性能でトラブルの可能性は極めて低く、昔のインプラントとは全然違うものだと思って下さい。
その後、終わっても安心しすぎないように・・・
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